



静岡大学教育学部より依頼があり本校美術(授業)及び美術部へ大学院生(実習)の受け入れをいたしましたのでご紹介をさせていただきます。
実習生は本校の卒業生であり美術部の先輩でもある佐藤樹璃さん(静岡大学教育学部教育実践高度化専攻/教員免許取得済)。教職大学院生として本校の選択美術授業及び美術部の取り組みについて2年間の研究を予定しております。
佐藤先生は本校の授業に参加し「個々の考え方の違いを知る方法」「深くにある表現意欲を引き出すための声掛け」「自信をもたせる声掛け」さらに「室内活動でデザインしたものとフィールドワークを繰り返す中でデザインしたものとの違い、その作品に対して校外活動はどのような影響を与えるのか」「生徒の多様な感じ方や表現の違いを理解しそれぞれの良さを引き出す関わり方」などについての研究を進めております。
その他として実習担当である私自身が以前より県公私立など他校との様々な関わりを増やし共に盛り上げていきたいと考えており、以前教員であり漆工芸家として、海外に派遣された公立中学の先生から取材を受け、静岡の姉妹都市であるインディアナ州のシェルビービル市の中学校で、静岡市の教員でありアーティストとして紹介をしていただき現地や帰国後市内でもワークシートとしても活用された経験もあるので、今後も大成中学校高等学校の発展のために、さまざまな業種の方々やさらに多くの学校との関係を広げ盛り上げていきたいと考えております。今後も引き続き、常に生徒と共にさまざまな発見やワクワクを感じられる新しい取り組みをし、他校にはない授業並びに美術部の活動ができるよう日々研鑽に努めてまいります。
※本校が実習先に選ばれた理由としては、美術部では20年以上近隣商店街との地域交流を行っており、また近隣の介護施設へも15年以上ボランティア活動を実施し、さらにここ2年でその関係を部活動だけでなく授業へも広げており、具体的な活動としては、美術授業「美術ゼミ」(選択授業)で県内外を見ても他校にはない取り組みである近隣商店街へ「ミニ看板」「マスコットキャラクター」などを制作し制作者自らが店舗へ行きプレゼントし、そして部活動では近隣商店街へ「風鈴(加飾)」「松ぼっくりツリー」などを制作し商店街や施設へ行き直接手渡しでプレゼントをしている点や、さらに介護施設へも活動の場を広げ、利用者や職員の方々に四季を感じてもらえるよう「春夏秋冬の絵」を各季節で描き、施設で架け替えを行いながら会話を楽しむなどの「地域貢献活動」「地域ボランティア活動」にも取り組んでおり、その活動の中で「相手をおもいやる気持ち」「人やものを大切にするこころ」の育成にも力を入れているという点も挙げられました。