



今季も「冬の絵」の掛け替えを特別養護老人ホーム聖ヨゼフの園(駿河区)で行ってきました。今回も玄関・食堂・面会室・廊下・エレベーター前など、その飾ってある場所で見てくれる人のことを一番に考え、利用者や部屋の雰囲気やその部屋の壁紙の色などにまで気を使いデザインを決め描きました。
今回参加をした高校3年生の福岡未彩さんは、3年間で最後のヨゼフの園への訪問となり、今まで3年間担当者として施設へ連絡をし日時を調整をし自ら毎回訪問をしてくれ、園との良好な関係も築いてきてくれました。そのことを担当者様に伝えると「福岡さんは3月は来れないんですか?寂しいですね」「でも、ぜひまた来てくださいね」と温かいお言葉をいただくことができ、その場にいた部員からも「先輩!これからもまた来てくださいね!」というさらに優しい言葉のやりとりもありました。
そして最後に本人から「本当に自分が3月に卒業してしまい、もう次回の春は来れないのだ思うと本当に寂しさを感じました。また、あらためて考えると先日のツリー配付も最後だと気付き、さらに寂しくなってしまいました。」と話、「でも、これからも頑張って後輩が伝統を引き継いでいってほしい!みんな頑張ってね!」と話してくれたので、顧問として「3年間ありがとう。同じような想いで卒業してからも手伝いに来てくれる先輩はたくさんいるから今度は未彩さんもそのような素敵な先輩になってくださいね」と伝えその日の活動を終了しました。
今回も活動を通し直接温かい感謝の言葉をいただくことで「人に褒められ、感謝をされ、必要とされる」という経験から人生に必要な「幸せ」を感じることができました。そして私も顧問をさせていただいている幸せも感じることができました。今後も部員一同、自分ができる小さなアート活動が、多くの人を笑顔にし、人を幸せにすることができるということも忘れず、積極的にこれからも社会貢献活動に取り組んでいきたいと思います。
※添付写真に部員と共に映ってくれている職員の方は本校卒業生(中川さん)で毎回笑顔で優しく接していただいており、またもう一人の職員の方も作品掲示に困っている部員に対して優しく明るく何気ない会話でその場を和ませていただき、本当に感謝いたしております。今回も職員皆様お忙しいところお時間をつくりご対応いただき本当にありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
