静岡精華・大成同窓会は、明治37年3月静岡精華女学校として最初の同窓生15名が誕生してから約19000名の会員がおります。同窓会本部では、5月に役員総会・11月に総会、6つの支部(東京・焼津・藤枝・島田・西部・中京)は年1回か隔年に支部会を開催しております。本会は、会員相互の親睦をはかり、知徳の修業に努め、母校の発展に協力することを目的としています。
令和2年7月30日、静岡大成中学校・高等学校の応接室において、創立117周年記念三代顕彰授与式が行われました。
この顕彰は、世代を超え本校をこよなく愛し、三代又は四代にわたり勉学に勤しまれた家族に対し、今後の繁栄を記念するとともに、感謝の念を伝えるために顕彰するものです。
今年度は、新型コロナウイルス感染症対策により創立記念式典が開催できなかったため、少し遅れての授与式になりました。
今年度の対象者は一組で、現在、高校3年生の太田良君と、母、祖母のご家族に、顕彰状と記念品(芹沢銈介作品「御滝図のれん額入り」)が贈られました。
お母さまは、「こういった形で表彰していただけるのは私学ならではですね。」と感想を述べられていました。
同窓生の皆様へ
今年度より校長を拝命しました山田と申します。
同窓生の皆様には、日頃から同窓会の活動にご尽力いただきまして誠にありがとうございます。
さてこのたび、静岡市立芹沢銈介美術館より、日本を代表する染色家であり人間国宝である静岡市出身の芹沢銈介先生の図録や伝記等貴重な図書17点を寄贈していただきました。
芹沢銈介先生の奥様であられる芹沢たよさんが、静岡精華女学校の第13回卒業生であるということから、たよさんの母校である本校に寄贈していただくことになりました。
本校図書室に常設コーナーとして展示してありますので、お時間がございましたらぜひお立ち寄りください。
たよさんは、静岡精華女学校に、明治45年4月から大正5年3月まで在学されました。 当時の資料や写真などは静岡大空襲で消失し、現在本校には皆様から寄せられたわずかな資料しか残っておりません。 皆様のご家庭にこの頃の資料や写真などが残っており、ご提供していただけるものや、写真・コピー等をとらしていただけるものがありましたら学校までご連絡いただけると大変ありがたく存じます。作文や当時のエピソードなどのお話しも大歓迎です。
静岡市立芹沢銈介美術館にもたよさんの情報を提供したいと思います。ご協力よろしくお願い申し上げます。
なお、静岡市立芹沢銈介美術館では、芹沢銈介生誕125年記念展を開催しております。 たよさんの刺繍したクッションカバーも展示してございます。
よろしければ、静岡市立芹沢銈介美術館にもぜひ足をお運びください。
令和2年8月31日 校長 山田隆司
※支部へのお問い合わせは、同窓会事務局までお願い致します。